今回はそんな「転職活動を行うにあたって、自分の希望する条件(軸)を決めかねている」人にむけた記事になります。
特に転職を行う大きな理由となってくる「お金」と「時間」に焦点を当てて、それぞれの軸で転職活動を行うメリットについて解説していきます!
転職活動の軸「お金派」の主張
1. 明確に「収入アップ」が見込める
金銭的な理由で就職活動を行う場合、目に見えて成果が出るのは当然「給与の上昇」「年収の増加」といった点でしょう。
転職サイト等を見るとジャストの金額ではなく、ある程度幅広く幅を持たせて「想定年収」が記載されています。
本当に収入アップに妥協をしない転職活動を行う場合は、こうした年収帯の最低額が現状の年収以上である、そんな求人にも積極的に挑戦していく、そのためのスキルを身につける、といった方法で進めていくと良いかもしれません。
2. スキルアップで昇進・昇格が早まる可能性がある
「収入アップ」ということは現状よりワンランク上の業務内容、よりホワイトで競争の多い業種・職種へ移る、という状況も多々考えられます。
このような環境の中で新たに業務をこなすことは、自然と自身のスキルアップにも繋がることが予想されます。
ホワイトな業種・職種であれば、正当な労働成果に対して、しかるべき報酬を提供します。
つまり、よりよい企業に転職し、自分の実力を伸ばすことが出来れば、現状の収入だけでなく、将来的な昇進・昇格も当然早まってくるということになります。
3. 生活残業等を減らせる可能性がある
「生活残業」とは生活費を捻出するために意図的に残業することを指します。
マイナビニュースの調査によると、生活残業をする労働者は全体の40%を超えるという結果も出ています。
転職によって基本給自体をアップさせることで、本来必要のない残業時間を節約し、その時間でより自分のやりたい活動をすることが出来ます。
転職活動の軸「時間派」の主張
1. その瞬間でしか味わえない「経験」を得られる
「時間はお金では買えない」
これが転職活動において「時間」を軸にする人たちの一番の主張なのではないでしょうか。
特に「今この瞬間」の時間は何物にも代えがたい価値があります。
実際、多くの大富豪たちは口をそろえて「若いときの時間」を欲したがります。
収入をアップさせたはいいものの、激務で自分の時間が減ってしまったら?お金だけ持って気づいたら老年期に差し掛かっていたら?
それこそ本末転倒とも言えるかもしれません。
2. 定時退社でワークライフバランスを大事にできる
働き方改革が進んでいると言えども、未だ日本の労働環境は「残業ありき」が当たり前の環境だと言えます。
厚生労働省の「毎月勤労統計調査(令和2年度)」の結果では一般労働者の月平均残業時間は「12.4時間」とされています。
さらに、民間の調査によると更に事態は深刻で、dodaが2019年に調査した結果によると、一般労働者の月平均残業時間は「24.9時間」と倍以上に跳ね上がっています。
毎月勤労統計では「雇用主」に調査しているのに対し、dodaに限らず民間の調査では「労働者」を対象者としています。
よって、調査対象者が労働者の方が、より嘘偽りがないと予想されるため、より実情を正確に反映しているのは、民間調査結果の「月平均残業時間は25時間ほど」であると考えられます。
3. お金が必要なら副業等で自分の自由に稼げる
お金より自分の時間を大事にする人たちが「お金」を必要とした場合はどうすればよいでしょうか。
その場合、生活残業よりも余暇を利用した「副業」を強くオススメします。
副業にチャレンジすることで、
- 自分の力による収入
- スキルアップ
- 社外の人脈
- 生活残業より税控除が少ない
等さまざまなメリットが得られます。
副業に興味のある人は厚生労働省の「副業・兼業」に関するページをぜひ一読し、現状を把握してみましょう。特に「モデル事例」は読みやすく、想像がつきやすいですよ。
参考:厚生労働省「副業・兼業の事例」
まとめ:自分の希望に順位付けをして悔いのない転職活動を!
以上、ここまで「収入アップ」と「自分の時間確保」それぞれを軸として転職活動を行うメリットを見てきました。
あなたはどちらの考え方により共感できましたか?
「両方!」
もちろんこの考え方だって当然アリです。
さまざまな視点から転職活動を行う意味を考えることで、「自分だけの満足いく転職活動」をしてみて下さい!
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