今回はこんな現状の方に向けた記事になります。
「家族と共有の預金口座しかない」
「自分のお金はタンス預金で十分」
「自分専用の預金口座もなければ証券口座もない」
「貯金できるだけの余裕もなく、自分用の口座の必要性を感じない」
【実例】どうして自分専用の預金口座がないと危険なのか【貯金ゼロ】
事の発端は、社内で旅費や保険金返納額を手渡す際に話題になったのですが、社内のデスクに膨大に現金を貯蓄している社員が一人ではなく何人もいるという事実が発覚したことでした。
しかも彼らは鍵もかけずに平然と他人にも見える場所に現金をしまい、挙句の果てには床にまで現金入りの茶封筒を落としている始末。
あまりの事実に驚きを禁じえず、そのうちの一人に思わず聞いてしまいました。
以上、現場からのリポートでした!
結婚して子育て等していると出費がかさむことも分かるけれど、これはあんまりってもんじゃないでしょうか…
預貯金口座及び貯金ゼロの人の割合は○○%!
今回の件に関して、以下のような興味深い統計が取られています。
(参考)家計の金融行動に関する世論調査[総世帯](令和3年以降)
「貯金大国日本」と言えど、今や4世帯に1世帯は将来に備えた預貯金を保有しないとされています。
そしてそんな預貯金を保有しない世帯の更に3割以上が「口座を保有しない」「口座を保有しているが残高もない」状態にあるとされています。
自分だけの預貯金を保有しない4つのデメリット
このように、自分専用の口座や預貯金を保有しないことによる悪影響について見ていきましょう。
1. マネーリテラシーが低いと思われる
一定の金銭管理が出来ていないということは、周囲に何らかの人間的な不安感を持たせることに繋がる可能性があります。
私自身、自身の口座を持たない同僚と話していて、驚きと同時に以下のイメージを持ちました。
【口座や預貯金がない人間】
- 自立出来ていない
- 金銭感覚がない、無知だ
- 浪費癖が見込まれる
- リスク管理が出来ない
- 計画性がない
- 信用に足る人物でないかもしれない
一度信用が崩れると取り戻すには膨大な労力を必要とします。
実際にはそうでないかもしれないのに、こんな悪いイメージを周囲に持たれたら勿体ないですよね。
2. タンス預金から盗難のリスクもある
性善説からいけば、このような考え方はしたくありませんが、周囲の不特定多数の目に触れるような場所に現金を保有することになれば、当然盗難の可能性が出てきます。
少額であってもやはりお金の番人である銀行の口座に預け入れるのが安心・安全であることに変わりはないでしょう。
3. ライフプランの変更時の選択肢が狭まる
今は夫婦円満、家内安全だとしても今後10年、20年先も同様だと言えるでしょうか。
突発的なライフプランの変更として以下のようなことが考えられます
- 離婚
- 家族の増員
- 不慮の事故(ヒト・モノ)
- リストラ、左遷、減給
- 重病、介護
いずれも自分自身の財産を保有することでより身動きが取りやすくなることが考えられます。
特に、今現在自分の財産管理を全て家計任せにしている人が「離婚」することになった場合は…考えたくもないような経済的困難が待ち受けていることが予想されます。
4. 大富豪に自分の口座・預貯金を持たない人はいない
当たり前のことですが、世の中の長者番付や社長として名前が知れ渡っている人々の中に口座を保有しない人などいるでしょうか。あり得ませんよね。
自分自身の銀行口座を持たないことは、富をなす第一歩を放棄しているようなものと考えられるでしょう。
自分自身の財産を管理する口座を保有することで、今は難しくても将来的に金銭的な余裕が生まれたときにスムーズに貯金ができ、そのお金を投資等に回すことで更に大きな金銭的な恩恵を得ることが可能になるかもしれません。
まとめ:1円でもいいから自分だけの貯金用口座を持ちましょう!
以上のように、自分自身の口座及び財産を保有しないことは、この目まぐるしく変化する世の中にあって、裸で敵陣に出陣するレベルで危険なことです。
特に周囲にそのような事情を知られた日には最後、その人自身の信用を失墜しかねないほどのことだと考えてよいと思います。
自分の身を守るため、将来の金銭的な自由を得るためにも
- まずは自分専用の口座を作る
- 1円でも10円でもよいから貯金する習慣を作る
- 一定の貯蓄が出来たところでリスクに見合う投資を行う
このスリーステップが大事になってくるはずです。
貯金が難しい人は現在の収支の見直し、家族との話し合いから始めるのも良いでしょう。
それでは、また!