今回は以下のような社労士受験生に向けた内容になります。
- 救済が難しい点数を取った科目がある
- 択一式の総合点が合格基準点を超えそうにない
- 試験を受けていて手ごたえが全くなかった
- 試験に勉強が間に合っていなかった自覚がある
社労士試験の学習法やスクールを活用した学習方法は多岐にわたりますが、中でも「資格の大原」の社労士講座は講義内容が分かりやすく、基礎からじっくり学べる講座や、24時間で全科目一回転できる「社労士24」等、ラインナップが充実していてオススメです!!
【合格点・合格ライン未達】今回の社労士試験足切りの復習を行うべし
不合格になる要因は人それぞれです。大まかにどのような原因が隠れているか見ていきましょう。
社労士試験「択一式」の振り返り
択一式で合格点に乗ってこない方の多くには以下のような傾向が見受けられます。
- 基礎がしっかり定着していない
- 学習量自体が足りていない
- 5択を解く訓練が足りていない
- 苦手分野の習熟度が低い
1. 各科目の足切りの有無
択一式ではなかなか各科目の救済が見込めないため、必然的に合格するためには「各科目で4点以上取る」ことが絶対条件になります。
近年事例問題が増え、現場での対処がウエイトを増してきている択一式試験ですが、5択のうち何択かは驚くほど初歩的なテキストの基礎内容が出たりします。
試験も傾向が変わってきても「基礎が大事」であることには変わりません。
択一式の科目で足切りのあった方はひたすら「テキストに触れる」ことを心掛けてみましょう。
2. 択一式の総合得点は7割ほど取れているか
択一式の総合得点が足りない方には以下の原因が予想されます。
- 全体的に習熟レベルが低い
- 足を引っ張っている科目がある
- 社保科目で点が稼げていない
- よくある問題の引っ掛けや傾向が把握出来ていない
事例問題の多く、難易度の波が大きい労働科目に比べ、社会保険科目及び徴収法は論点が例年似通っており、問題演習をしっかり行うことで得点源にすることが可能です。
また、択一式の点数が伸びない人で試験時間が足りなくなる人も多いと考えられます。
合格点を取る受験生は「見た瞬間問題の正誤を決めるキーワード」を判断できるため、しっかり5択を読み込まなくても正解できることから、1時間以上時間が余ることもざらにあります。
択一式を極めるためにはとにかく
- 問題を解く
- 間違えた問題はテキストを確認&テキスト転記
- テキストで間違えた部分をチェック
- 再度問題集で間違えた問題を復習
といった地道な作業を繰り返すほかないと言えるでしょう。
社労士試験「選択式」の振り返り
選択式で合格点が取れない受験生には以下の要因が考えられます。
- テキストの読込、条文の暗記が足りない
- 択一式に学習の比重をかけすぎている
- 一般常識や白書、判例の演習が足りない
- テキストや問題演習以外での社労士に関するリサーチが足りない
- 現場での推理力不足
- 本当に運が悪かった
最後の理由はどうとして、択一式以上に色々な要素が求められるのが選択式です!
1. 各科目の足切りの有無
選択式で足切りに遭うことで、無念にも合格の切符を逃してしまう受験生が例年たくさん存在します。
私自身も4年連続で選択労一で基準点割れを起こし、絶望して本当に社労士試験の受験をやめようと悩んだことや卑屈になってしまったことが何度もありました。
「何をやっても無駄だ」
流石に4年目の試験が終わった後は何か月も勉強が手につきませんでした。
けれどやはり考え直すとテキスト掲載部分の暗記が足りなかったり、模試で成績優秀者に名前が載ってるし、A判定ずっと出てるから大丈夫とか慢心があったりしたんですね。
それに何より社労士になりたいのに「社労士がどんな仕事をしているか」「どんな情報に日々気を配っているか」、知ろうとしていなかったことも大きかったです。
選択式の足切りに遭わないためにはテキストの暗記が何よりも大切ですが、さらにテキスト以外の「社労士の一般常識」も積極的に吸収しなければいけないな、と強く感じています。
「なんでもやれば絶対合格できる」
究極ですが、この一言に尽きると思います。
2. 選択式の総合得点は6割ほど取れているか
選択式の総合得点が足りない場合は、択一式と同様、純粋に基礎問題の習熟が足りていない可能性が高いです。
この場合は、選択式の演習以上にテキスト巡回と択一式問題集の繰り返しに努めた方が良いでしょう。
【再受験】来年の社労士試験に向けての対策と勉強方法について
来年の試験まで1年のロングスパンとなりますが、再受験生はどのようなことに注意して夏~秋を過ごせばよいのでしょうか。
1年という長丁場に備えてやりたい事は今のうちに!
点数が伴わなくても、確かに合格に向けて頑張ってこられたのです。
一旦は自分を労って、好きなことをしてゆっくり過ごすことも今後のモチベーション維持のために大事になってくると思います。
試験前にやりたいことがあれもこれもと脳内に浮かんできたのではないでしょうか。
思い残すことなく、今のうちに存分に楽しんでおきましょう!
予備校のコースやテキストを選びなおす
試験終了日から一気に各予備校では翌年度の社労士試験に向けてリスタートを切るよう、激しい広報合戦が始まります。
- 予備校か独学か
- 通学かWeb講座か
- 今年と同じ教材か新しく変更するか
- 基本となる教材以外に買い足すか
- どの予備校の模試をどのくらい受験するか
といった点についてリスタートするにあたり、不安に思う受験生の方も多いと思います。
こうした悩みをじっくり複数の予備校の担当者に相談に乗ってもらい、まず勉強を開始する前に考えをまとめていく作業も非常に大切になってくるはずです。
1年間の勉強計画を立ててみる
社労士試験はその多くの科目を一度に全て合格圏内の点数を取らなければならないことで難関資格とされています。
ただやみくもにテキスト問題集を周回するだけで合格できるような生易しいものではありません。
また、人によっては様々なライフイベントや仕事の都合によって、うまく勉強時間を確保できない時期も生じてくる可能性もあります。
こうしたことを考慮して、ざっくりで良いので1年間の勉強計画を立ててみることをおすすめします。
- 合格に向けて足りない点を把握する
- 1年かけて合格までの差分を埋める計画を立てる
- 次に足元の1か月間のより詳細な計画をする
- 更に具体的な週・その日の学習計画を行う
といった具合に着実に合格に向けて進める準備をしておきましょう。
将来社労士になってどうしたいか自分を見つめなおす
- 勉強時間を捻出できるか
- 家族に認めらもらえるか
- 教材費は工面できるか
- もっと他にやるべきことはないか
- 本当に社労士になりたいのか
- 社労士になったら何をしたいのか
資格試験は自身の時間・お金をふんだんに使用する一種の贅沢品とも言えます。
こうした自分の貴重な資産を対価に目指すのですから、少しでも早く合格し、資格をしっかり活用できるよう、心づもりはしておく必要があります。
こうした自己分析が、長丁場でのモチベーション維持に必ず役立ってくるはずです。
社労士試験の結果を振り返り、合格に向けて再受験を検討してみましょう!
来年度の社労士試験の勉強をスムーズに始めるためにも、まずは今年度の試験問題等を活用して、自分の弱点を洗い出し、振り返ることから実行してみましょう。
自分の出来なかった部分を知ることは、時間もかかるし苦痛を伴うことかもしれませんが、成功への近道になることは間違いないでしょう。
次の試験で確実に合格圏内をもぎ取るためにも、成功者の体験等を参考にしながら、自分に合った勉強法を探していきましょう。
それでは、また!
社労士試験合格の最短切符となるおすすめスクールは以下の3つです。教材や講師のレベルも高く、大勢の受験生が以下の3校の模試も活用しています。
いずれのスクールも試験全体の合格率よりも高い合格率を誇ります。
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