今回はこんな方々に向けた記事になります!
- 「社労士試験の受験生である」
- 「様々な試験合格者の合格体験記を探している」
- 「スクールのPRを除外した合格体験記を読みたい」
- 「成功体験だけでなく、学習の失敗や改善方法も知りたい」
社労士試験の学習法やスクールを活用した学習方法は多岐にわたりますが、中でも「資格の大原」の社労士講座は講義内容が分かりやすく、基礎からじっくり学べる講座や、24時間で全科目一回転できる「社労士24」等、ラインナップが充実していてオススメです!!
1.社労士試験勉強4年目!2度目の大原生として足切り回避の完全合格へ!
それまで独学だったけれど、無謀であることを痛感し、社労士試験受験生3年目から資格の大原で社労士24+直前対策を活用し始めた私ミライ。
結果は選択労一が1点足りないけれど、初めて択一で50点台に乗ることができました。
この学習方法で、4年目の正直ということで合格を決めてしまおうと意気込んでいました、が…!?
①使用教材と回転数
私が学習で使用した教材及び、それぞれの学習頻度は以下のとおりです。
- 大原社労士24テキスト 10周
- 大原択一式問題集 7周
- 大原選択式問題集 5周
- 社労士合格のツボ択一・選択 3周
- 直前期教材 5周
- 大原模試2回分 2周
- TAC模試2回分 2周
- LEC模試4回分 2周
- 佐藤塾模試1回 2周
- 労働新聞1年間購読
- 毎日厚生労働省のプレスリリースの確認
R2年度の択一式の点数の上がり具合に手ごたえを感じ、引き続きその年の「社労士24+直前対策」の受講を継続することを決意。
より気合も入れて労一を中心とした選択対策に重点を置くようになり、厚生労働省の各種広報を確認するだけでなく、社労士御用達の労働新聞の購読まで行いました。
さらに、学習自体に余裕も出てきたので、選択式対策として模試も9回も受験するという荒行を実施し始めたのもこの年からです。
大手スクール(TAC、大原、LEC)の模試は数千人以上が毎回受験するため、模試の論点が仮に本番に出題されると合格点に大きく影響が出る可能性も十分あるのです。
そうした万が一の可能性やヤマ当てにすがる意味も含めて、ベテラン受験生ほど模試は数多く受けておいて損はないと思います。
②学習時間
私の令和3年度(受験4年目)の学習時間は以下のとおりです。
- 学習時間:約1700時間
- 学習期間:約9ヵ月
試験合格発表日までは選択労一の可能性が諦めきれなかったのと、久しぶりに思いっきりリフレッシュしたかったのもあって、学習を再開したのは11月頃からでした。
4年目の時は学習環境にも工夫し、コロナ禍で自分の勤める会社の会議室等が空いていることを利用して、正月も盆も関係なく毎日引きこもらせてもらいました。
自分の部屋だと誘惑も多く、かといってコロナ禍でなかなか図書館やカフェ、スクールの自習室も活用できない中で、これは本当に助かりました。
会社で内緒で社労士試験学習をされている方も多いと存じています。
私は反対に周囲に公言してはばからない派で、正直何年も受験を続けていて、「こいつまだやってるよ」と後ろ指を指されていそうで恥ずかしい気持ちも抱えていましたが、PRすることで確実に自分の理想の環境を引き寄せられていると感じました。
- 公言することでモチベーションが維持できる
- メリハリをつけることで定時帰りしやすくなり、学習の努力も評価された
- ジョブローテーションも優遇された
- 学習環境を提供してもらえた
- 学習時に差し入れをいただけた
- 有休もガンガン消化させてもらえた
今振り返ってもなかなか良いことづくめでした。
学習環境を整えることで、必然的に集中して社労士試験勉強に取り組める時間も伸び、とても有意義な1年間を送れたと思います。
③模試受験数とその結果
私の受験4年目(令和3年度)の模試の受験歴及び判定は以下のとおりです。
- TAC中間模試:B判定
- TAC公開模試:C判定
- 大原中間模試:A判定
- 大原公開模試:A判定
- LEC公開模試①:A判定
- LEC公開模試②:A判定
- LEC公開模試③:A判定
- LECファイナル模試:A判定
- 佐藤塾ワンコイン模試:足切り無しの合格点取得
やっとA判定が多く並ぶようになりました…歓喜!
この年は4スクールの模試を合計9回受験しました。
こんなに受けている受験生はなかなかいないと思います(笑)
しっかり復習する時間があり、基礎の周回も疎かにならないのであれば私は全然アリだと思っています。
- 5択式や未知の問題への対応力が上がる
- 解くスピードが上がり、完走するだけの体力がつく
- 自分だけのルーティンの確認や、集中力の波のタイミングが掴める
このあたりは特に大事だと思います。
普段細切れで隙間時間学習をしている人は、尚更模試のような長時間学習に慣れておいた方がいいです。
また、各スクールによって出題にもクセがあります。
- TAC:満遍なく高難易度。他スクールより重箱の隅もつついてくる
- 大原:ちょっと捻った出題が多い。過去問にない論点も多い
- LEC:The 王道。基礎を見直すなら断然ここがオススメ。
- 佐藤塾:大手にはない着眼点が魅力的。ここも基礎に忠実。
あまり多くの模試を受ける余裕がない場合は、自分の受けているスクールの模試か、LECの模試をオススメしたいと思っています。
LECの模試は本当に良問で、復習のしがいのある問題ばかりです。
2.【社労士試験4年目】三度選択労一の前に散る…!【鬼畜選択労一足切り】
私の社労士受験歴と得点状況は以下のとおりです。
- 4年目 択一60点
- 選択31点(労一0点)※労一は1点救済
あれだけ模試でA判定を並べていた私ですが、令和3年度も選択労一に無残にも敗北してしまいます…。
令和3年度の選択労一、あれは内容的にも救済点的にも社労士試験の歴史に名前を残すほどの存在でした。
- これまで全く未出題の助成金を複数出題
- 5問とも完全に白書から抜粋
- 主流の統計問題ゼロ
- 完全に実務特化の問題
社労士になれば当然助成金に携わることもあるでしょうが、令和3年当時のほとんどの受験生にとっては、テキストにも全く掲載がないような「寝耳に水」状態でした。
「社労士の一般常識なんだから受験生もこれくらい知っていなきゃ!」と言われれば、返す言葉もありません。
けれど、それを理解するのと同時に、数々の怨念のような想いも湧き出てきてしまうものです。
- 「私の1年間の努力はなんだったのか」
- 「択一式は60点も取れているのに」
- 「選択労一にはどうやっても勝てないのか」
- 「なんで1点救済までされるのに、適当な確率的にも1点は取れそうなのに、なんで自分は1点も取れないんだろう」
- 「毎日厚生労働省のHPも見て、労働新聞も見て努力していなかったわけじゃないのに」
- 「なんで年1回の試験でこんなひどい問題出すんだろう」
社労士試験の難しさと出題内容に大きく運が絡んでくる点(特に選択式)を痛感し、選択労一のショックから、1週間は泣き暮らし、半年ほど全く社労士試験にかかる学習に身が入らなくなりました。
正直どれだけ頑張っても自分が合格する未来が見えなくなってしまったような状態でした。
そんなどん底の状態から、ミライはどうやって社労士試験に合格出来たのか、vol.5に続く…!
3. まとめ:【社労士試験】運だけでない敗因がそこにある【選択式足切り】
以上、ここまで私ミライの受験4年目(令和3年度)の社労士試験受験歴と受験体験記についてまとめてきました。
実際のところ、残念ながら初年度から5年の歳月をかけ、独学からのスクール利用、軸となるスクール以外にも一般常識対策の教材を増やす等、様々な試行錯誤をして、やっと合格を掴めたといったところです。
ここまで私自身の社労士試験の合格までの道のりが長かったのは、大きくまとめて以下の理由と考えられます。
- 独学の2年間が学習量、情報量が不足していて無駄が多かった
- 選択式の学習や正確な暗記が不十分だった
- もっと早くから基礎を重視したテキスト読みに力を入れるべきだった
- 自分の業務や知識的に、社労士の実務の理解が薄く、「社労士の一般常識」をもっと積極的に知るべきだったことに気づくのが遅かった
これから社労士試験を受験される皆さんには、出来る限り最短かつ無駄な労力を減らして合格を掴み取ってほしいと強く願っています。
少しでも当ブログの社労士試験合格体験記を目にして、何か気づきや新しい発見があるならば、これほど嬉しいことはありません。
それでは、また!
社労士試験合格の最短切符となるおすすめスクールは以下の3つです。教材や講師のレベルも高く、大勢の受験生が以下の3校の模試も活用しています。
いずれのスクールも試験全体の合格率よりも高い合格率を誇ります。
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