今回はこんな方に向けた記事になります!
- 「これから社労士試験に挑もうとする人」
- 「社労士試験不合格を経験してる人」
- 「社労士試験の傾向を知りたい人」
社労士試験の学習法やスクールを活用した学習方法は多岐にわたりますが、中でも「資格の大原」の社労士講座は講義内容が分かりやすく、基礎からじっくり学べる講座や、24時間で全科目一回転できる「社労士24」等、ラインナップが充実していてオススメです!!
【理不尽】社労士試験の平均受験回数はおよそ〇回!!【足切り地獄】
社労士試験の平均受験回数のデータや詳細な情報は公開されていませんが、予備校に通う受験生やSNS上の受験生の傾向からして、平均受験回数はおおよそ「3~5回」ほどと言われています。
もちろん中には一発合格する猛者もいますし、なかなか合格に縁遠く10回近く受験してしまう人も数多く存在します。
こうした受験生のデータを集約して大体の中央値として、合格までに以上の回数が必要とされるようです。
【高難易度】受験生が社労士試験の沼にハマる理由5選【独学困難!?】
では、そんな社労士試験ですが、どうして資格取得までに何年もかかってしまう受験生が続出してしまうのでしょうか。
それには、社労士試験を難関資格たらしめる5つの理由が存在します。
理由①:とにかく試験範囲が広い
社労士試験では、例年大きく分けて選択式と択一式による試験問題が出題されます。
それぞれの試験問題の科目内訳は以下のとおりです。
試験科目 | 選択式 計8科目(配点) | 択一式 計7科目(配点) |
---|---|---|
労働基準法及び労働安全衛生法 | 1問(5点) | 10問(10点) |
労働者災害補償保険法 (労働保険の保険料の徴収等に関する法律を含む。) | 1問(5点) | 10問(10点) |
雇用保険法 (労働保険の保険料の徴収等に関する法律を含む。) | 1問(5点) | 10問(10点) |
労務管理その他の労働に関する一般常識 | 1問(5点) | 10問(10点) |
社会保険に関する一般常識 | 1問(5点) | |
健康保険法 | 1問(5点) | 10問(10点) |
厚生年金保険法 | 1問(5点) | 10問(10点) |
国民年金法 | 1問(5点) | 10問(10点) |
合計 | 8問(40点) | 70問(70点) |
※選択式では「労働保険の保険料の徴収等に関する法律」からの出題はありません。択一式の「労働者災害補償保険法」及び「雇用保険法」は、各10問のうち問1~問7が「労働者災害補償保険法」及び「雇用保険法」から出題され、問8~問10の3問(計6問)が「労働保険の保険料の徴収等に関する法律」から出題されます。
その科目数は択一式では計10科目にも及びます。
しかも、「労務管理その他の労働に関する一般常識」「社会保険に関する一般常識」の中には更に数十の法令、それに伴う判例、統計、白書等の対策まで必要になります。
実際には10科目どころではなく、その何倍もの法律や付随する関連知識を吸収する必要があることが分かるはずです。
理由②:一発で全ての科目で合格基準点を超えなければならない
「1年に1回一発勝負」
それが何と言ってもこの試験を最も難関たらしめている理由でしょう。
社労士と並んで難関国家資格とされる税理士試験や中小企業診断士試験などは複数年計画で少しずつ合格科目を重ねていくことが可能ですが、社労士試験ではその作戦は不可能です。
広大な受験範囲を一気に正確に暗記し、いくつもある試験科目の合格基準点を全て一発でクリアする必要があります。
理由③:まとまった勉強時間が必要で長期間仕事や生活との両立が大変
先ほど理由①、②で見てきたとおり、社労士試験に合格するためには膨大な科目数を一度に詰め込むことが求められます。
そのためには当然まとまった勉強時間の確保が必要となるのです。
しかし、社労士試験受験者層の6~7割は30~40代で、人生において仕事もプライベートも最も多忙を極めている時期に当たります。
そのため、どうしても日々の勉強時間がなかなか確保できず、その結果ダラダラと受験生活を続けてしまう場合も多いようです。
理由④:とんでもない奇問難問が出る年も…
社労士試験は選択式の内容や、その救済制度と相まって難関国家資格の中ではよく「合格するには運も必要」と言われる試験とされています。
癖の強い作問者に当たった年にはとんでもない奇問や過去に全く未出題の論点やパターンで攻められ、択一式では高得点を取るような受験生でも選択式では容赦なく足切りに遭ってしまうようなことも多々あります。
独占業務等が認められる難関国家資格であるため、どうしても「落とす試験」という問題内容になってしまうのでしょう。
「必ず自分にも運が回ってくる」
こう信じて努力を続ける忍耐強さが社労士受験生には強く求められることになります。
理由⑤:年々論点が難化、長文化、多様化する傾向
他の難関国家資格の例に漏れず、社労士試験もまた年々問題パターンの多様化や難化が進んでいます。
一度出題した論点は翌年度には予備校やテキストで網羅、対策されてしまうため、合格率を1ケタ台でキープするためにはやむを得ないのかもしれません。
そのため、予備校の講師等の発言でもこんなものがあります。
「自分たちが受験した頃(平成10年代~20年代前半)よりも今の方がテキストは2倍の厚さになっているよ」
着実に学習範囲が広く、深くなっているエピソードとして捉えられると思います。
参考までに、現行試験制度に変わってからの合格率及び各試験回のページ数の推移をまとめてみました。
【社労士試験 試験問題ページ数推移】
過去からの各年度の推移を見るにつけても、全体平均と直近10年の平均値を見るにつけても、問題量の増加が目に見えて分かると思います(あと合格率の逓減化も)。
まとめ:1年でも早く社労士試験に合格できるよう、正しい対策と勉強を!
社労士試験は難関国家資格であるため、中途半端な気持ちや勉強方法では合格の道のりが長く険しいものになってしまうでしょう。
- 「今年の試験で合格する!」
- 「一発合格決める!」
- 「1年だけ全力投球する!」
こうした強い信念と目標を持ち、正攻法の学習方法で1年でも早く合格の切符を勝ち取れるよう、日々の努力を積み重ねていきましょう。
こうした効果的な学習方法を行ううえで、予備校の存在は必要不可欠なものとなっています。
社労士試験を受けるうえで、例年合格者数を多く輩出しており、特に歴史とノウハウのあるスクールは以下の3つになります。
いずれのスクールも試験全体の合格率よりも高い合格率を誇ります。
その中でも特に、「資格の大原」は学習量的にも金銭的にも幅広い講座が取り揃えられており、万人にオススメできる資格スクールです。
まずは各社のホームページを確認し、自分に合った講座を見つけるところからスタートしてみましょう。
それでは、また!