今回はそんな方に向けた記事になります!
【追記】2022年社労士試験に無事合格しました!!これからもガンガン社労士試験にまつわる有益な情報発信をしていきます!
社労士試験の学習法やスクールを活用した学習方法は多岐にわたりますが、中でも「資格の大原」の社労士講座は講義内容が分かりやすく、基礎からじっくり学べる講座や、24時間で全科目一回転できる「社労士24」等、ラインナップが充実していてオススメです!!
社労士試験に一発合格が困難な5つの理由について
1. 毎年合格率が5%前後しかないから
社労士試験は言わずと知れた難関国家資格です。年々受験者数は減少傾向にあるものの、併せて合格者数も減少し、合格率は安定して5~7%近辺を維持しています。
また、合格者の多くは複数年受験者です。彼らは何年もの間社労士試験範囲の学習をしているため、ほぼほぼテキスト上の基礎は完璧にしています。
そのような中で受験1年目から合格を狙うには、以下のことを最低限しっかりこなす必要があります。
- スクールを有効活用する(市販の教材で独学一発合格は困難)
- 過去問で出題傾向を把握
- テキストの内容をしっかり暗記する
【参考】過去10年の合格率(2011~2021年)
年 | 申込者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|---|
2011年 | 67,662人 | 53,392人 | 3,855人 | 7.2% |
2012年 | 66,782人 | 51,960人 | 3,650人 | 7.0% |
2013年 | 63,640人 | 49,292人 | 2,666人 | 5.4% |
2014年 | 57,199人 | 44,546人 | 4,156人 | 9.3% |
2015年 | 52,612人 | 40,712人 | 1,051人 | 2.6% |
2016年 | 51,913人 | 39,972人 | 1,770人 | 4.4% |
2017年 | 49,902人 | 38,685人 | 2,613人 | 6.8% |
2018年 | 49,582人 | 38,427人 | 2,413人 | 6.3% |
2019年 | 49,570人 | 38,428人 | 2,525人 | 6.6% |
2020年 | 49,250人 | 34,845人 | 2,237人 | 6.4% |
2021年 | 50,433人 | 37,306人 | 2,937人 | 7.9% |
2. 受験科目が10科目以上あり、網羅するのが大変
社労士試験の試験科目は以下のとおりです。
上から「労働基準法」~「労務管理その他の労働に関する一般常識」までが労働関係法令、下4科目である「社会保険に関する一般常識」から「国民年金法」までが社会保険関係法令とされます。
試験科目 | 選択式 | 択一式 |
---|---|---|
労働基準法 | 1問5点 | 7問7点 |
労働安全衛生法 | 3問3点 | |
労働者災害補償保険法 | 1問5点 | 7問7点 |
雇用保険法 | 1問5点 | 7問7点 |
労働保険料徴収法 | ー | 6問6点 |
労務管理その他の労働に関する一般常識 | 1問5点 | 5問5点 |
社会保険に関する一般常識 | 1問5点 | 5問5点 |
健康保険法 | 1問5点 | 10問10点 |
厚生年金保険法 | 1問5点 | 10問10点 |
国民年金法 | 1問5点 | 10問10点 |
おおまかにまとめると、社労士試験は10科目の法令を2つの方式(選択式・択一式)にてそれぞれ受験することになると言えます。
3. 一科目でも足切りがあればアウト
おそらくこの点が社労士試験を最も難関たらしめている理由ではないでしょうか。
どれだけ総合得点が満点に近くても、その受験者が社労士となるに相応しい実務能力があるとしても、たった1点、基準点に足りなければ容赦なく不合格です。
こうした事情から、社労士試験は「救済(合格基準点の引き下げ)」が毎年行われることで有名です。
救済制度の定義としては、以下のとおりです。
各科目の合格基準点以上の受験者の占める割合が5割に満たない場合は、合格基準点を引き下げ補正する。ただし、次の場合は、原則として引き下げを行わないこととする。
ⅰ) 引き下げ補正した合格基準点以上の受験者の占める割合が7割以上の場合
ⅱ) 引き下げ補正した合格基準点が、選択式で0点、択一式で2点以下となる場合
そのため、8月の試験日の自己採点で基準点を下回っていても、10月頃の合格発表時に救済が行われれば、合格となり得ます。
4. 年に一度の試験でモチベーションの維持もハードルが高い
社会保険労務士試験は、毎年1回、8月の第4日曜日に実施されています。
これまで見てきたように、広範囲の試験範囲を1年間かけてひたすら反復していくことになります。
社労士試験合格にかかるおおよその学習時間は1000時間と言われています。
この時間をざっくり365日で割ると継続して1日3時間程度の学習時間の確保が必要になるということです。
5. 年々試験内容が難化しており、独学が困難
私の受講するスクールの講師がこんな話をしていました。
倍になってるそうです。そりゃそうですよね、過去と同じ論点ばかりでは合格率上がっちゃいますから。
試験を行う全国社会保険労務士会連合会も難易度調整のため、様々な鬼門難問を駆使してきます。
こうした難問に動揺することなく、幅広い背景知識を駆使して解答を導き出す必要があります。こうした対策は初学者には特にハードルが高いと言えます。
まとめ:正しい学習法なら独学でも社労士試験一発合格を目指せます!
社労士試験を初学者で一発合格するために理解しておくべき大きな壁は5つあります。
- 毎年合格率が5%前後しかない
- 受験科目が10科目以上あり、網羅するのが大変
- 一科目でも足切りがあればアウト
- 年に一度の試験でモチベーションの維持もハードルが高い
- 年々試験内容が難化しており、独学が困難
こうした壁を乗り越えるために最低限抑えるべきポイントは以下の3点になります。
- 通信教育等、スクールを有効活用する
- 過去問で出題傾向を把握する
- テキストの内容をしっかり暗記する
社労士試験を受けるうえで、例年合格者数を多く輩出しており、特に歴史とノウハウのあるスクールは以下の3つになります。
独学でも社労士試験に一発合格出来ないわけではありませんが、正しい学習方法が分からず、合格まで遠回りをしてしまう恐れもあります。
「一発合格」を目指したい方こそ、お金より時間を節約することを優先すべきです。
そのためには、長年の社労士試験ノウハウをふんだんに持つ、大手予備校やスクールの教材を活用することをオススメします。
いずれのスクールも試験全体の合格率よりも高い合格率を誇ります。
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まずは各社の資料を請求し、自分に合った講座を見つけるところからスタートしてみましょう。