今回はこんな方々に向けた記事になります!
- 「難関資格の受験生である」
- 「楽観的なものの見方や考え方をしがち」
- 「詰めの甘さで試験対策が上手くいかないことがある」
1. 【合格最短ルート】難関資格勉強中に自分への厳しさが大切な3つの理由
「資格試験はポジティブな気持ちで、楽しんで!」
こういう言葉を耳にしたことがある人も少なくないのではないでしょうか。
確かに、基本的にはその通りではありますが、難関資格を受験する際は、その考え方だけでは不十分になる可能性があります。
というのも、難関資格は以下のような性質を有しているからです。
- 圧倒的に合格率が低い
- 試験範囲が膨大で難しい
- 専門的で特殊な知識が求められる
- 実施される試験回数が少ない(年1回など)
そのため、難関資格を受験する際には、学習する自分自身の行動を、より客観的かつ批判的に見つめ、修正を繰り返していく必要があるのです。
それでは、こういった「批判的な視点」が、難関資格学習にどのように役立つのか、3つの観点から見ていきましょう。
①負けん気やモチベーションのアップに繋がるため
自分自身の現状を厳しく見定めることができることで、試験に合格するために必要な合格への距離感を適切に掴み、理解することが可能です。
そうすることで、資格学習に対して、以下のような感情を芽生えさせることが出来るはずです。
- 「もっと合格までに必要な差分を詰めたい」
- 「自分の実力を上げたい」
- 「自分の足りない知識を補うための効率的な学習をしたい」
つまり、資格学習のモチベーションを上げることにも繋がり、良い学習のループを生み出すことが出来るのです。
②現実を見ることで自分の弱点を洗い出せるため
客観的な視点で自分の実力を確認できることで、より詳細に自分自身の苦手部分や、学習の足りない箇所を洗い出すことが可能になります。
例えば、問題を解いている際に、たまたま直感で合っていた問題について、
「今合っていたから次も解けるでしょ!次の問題解こう」
と考えるか、
「今回はたまたま合っていたけれど、理由の説明等出来ないし、まぐれなのだから、もう一度解いて、しっかり理解しよう」
と考え、対策するかによって、知識の積み重ねが大きく変わるはずです。
これが1問ならともかく、何十問何百問と増えていくとどうでしょう。
もはや両者の実力差は雲泥の差になっているはずです。
③客観的に集団の中での自分の立ち位置が分かるため
自分自身の現状を厳しく批判的に見ることが出来るということは、より広い視野を持ち、常に他者や合格するだけの実力がある受験生の現状についてもリサーチしておく必要があります。
こうした他者の動向は、スクールに通学しているのであれば通学教室の仲間と、通信や独学であればSNS上の投稿などを確認することでも、簡単に手に入ります。
また、もっともこうした他の受験生の実力を参考にする必要があるのは、模試を受けた際の復習時でしょう。
- 自分も他の受験生の多くも間違えている→奇問難問(捨ててOK)
- 自分は間違えたが他の受験生の多くは合っている→復習必須
というように、忙しい直前期にあって、効率よく模試の復習が出来るようになります。
難関資格試験の多くは、相対的な評価及び点数によって合格が決まってくる試験です。
ただ闇雲に学習するだけでなく、受験生の集団の中で自分が上位何%くらいの層に属しているのか、把握することも大切になります。
2. 自分を甘やかしても良いのは試験合格・資格取得を達成したとき
もちろん、常に批判的な視点で自分を見続けることは疲れるし、かえってやる気やモチベーションを低下させてしまうおそれもあります。
そのため、自分を厳しく見ることとムチと同時に、たっぷり日々の学習を頑張る自分自身を褒めてあげるアメを用意することで、メリハリをつけることが可能です。
例えば、毎日の学習に小さな目標を複数設定し、その目標を達成した際には、心の中で自分に賛辞を贈ったり、何かご褒美を用意しておくことで、厳しい学習時間と上手く折り合いをつけることが出来るのではないでしょうか。
3. まとめ:客観的な視点から、難関資格合格までの距離を知りましょう!
難関資格に合格するための学習は、ただ楽しんで学習するだけではなく、戦略的かつ客観的な視点で物事を考えながら学習を進めていくことが大切になってきます。
自分自身の感情的な欲求を否定しつつ、シビアな学習を行うことは、心身共に疲れることかもしれませんが、より効果的な学習成果を生み出すことが可能なはずです。
アメとムチで上手いこと自分自身を乗りこなしながら、長期間になりがちな難関資格学習を乗り越えてみて下さい!
それでは、また!