今回はこんな方々に向けた記事になります!
- 「社労士試験の受験生である」
- 「様々な試験合格者の合格体験記を探している」
- 「スクールのPRを除外した合格体験記を読みたい」
- 「成功体験だけでなく、学習の失敗や改善方法も知りたい」
社労士試験の学習法やスクールを活用した学習方法は多岐にわたりますが、中でも「資格の大原」の社労士講座は講義内容が分かりやすく、基礎からじっくり学べる講座や、24時間で全科目一回転できる「社労士24」等、ラインナップが充実していてオススメです!!
1.社労士試験勉強5年目!理不尽な選択式問題での挫折と撤退に迷う日々…
受験4年目までひたすら社労士試験合格を目指してひた走ってきた私ですが、受験4年目(令和3年度)の選択労一の鬼畜彗星のような出題内容とひどい足切り具合に、半年ほど心が折れ、燃え尽きてしまった時期がありました。
- 「本当に自分は社労士になれるのか」
- 「でももう4年間も時間もお金も費やして何も得られないなんて許せない」
- 「周囲は私の努力を認めてくれているけど、資格がなければ所詮ただの人」
- 「でもこんなに頑張ってもまた選択労一で足切りだったら」
- 「そもそも自分は4回試験を受けてきて一度も選択労一で基準点を超えたことがない…」
色んな思惑が交錯し、悶々とした日々を過ごしてきました。
そんな中で自分に再度やる気になる出来事になったのは、3月の職場での人事異動でした。
今の職場よりもはるかに大きい関連先で人事担当に配属されることになったのでした。
これまでの業務と自己研鑽の努力が評価されてのこと。
これで諦めちゃいけないな、と再度社労士試験にチャレンジすることを決意しました。
しかし、時すでに3月。
もう直前期に入ろうとしている時期です。
そのため、限られた時間の中で、もう何も言い訳せずに、今まで以上に真剣に社労士試験学習に向き合うことを決意しました。
①使用教材と回転数
私が受験5年目(令和4年度)に学習で使用した教材及び、それぞれの学習頻度は以下のとおりです。
- 大原テキスト 20周
- 大原択一式問題集 5周
- 大原選択式問題集 10周
- 社労士合格のツボ択一・選択 3周
- 社労士V判例100 7周
- 大原確認テスト及び中間テスト 5周
- 大原直前期教材 5周
- LEC 澤井道場フルパック 5周
- LEC 工藤道場(合格レスキューFINAL) 5周
- 大原模試2回分 3周
- TAC模試2回分 3周
- LEC模試4回分 3周
- 厚生労働白書 3周
- 労働経済白書 3周
- 毎日厚生労働省のプレスリリースの確認
自分の弱点である選択式、特に労一を徹底的に補強するために、4年目からいくつか学習方法を変えました。
- より詳細な条文まで掲載された厚いテキストを所望し、大原の「社労士経験者合格コース」に変更
- 直前期対策により力を入れるため、ヤマ当てに定評があり、人気講師の講座を好きな分だけ受講できる、LECの教材も活用するに
- アウトプットはほぼ完成していたので、とにかくテキストをひたすら読み込み、暗記を心掛ける学習法に
これまで問題を解くのが好きで、テキストは補強材料としてきた自分でしたが、読めば読むほどにテキストの内容の重要性、興味深さ、多岐にわたる知識の繋がりを感じることができ、「どうしてもっと早くにテキスト読みにハマらなかったんだろう」と思うほどに楽しくなってしまいました。
全ての知識はテキストに集約し、その中でもすぐ見たいところは付箋をつける、どうしても覚えられないところは苦肉の赤シート作戦で、これでもかというほどテキストを使い倒しました。
周回したのは各科目20周ほどですが、問題を解きながら確認する作業もこまめに行うようにしたので、ほぼ毎日必ずテキストを開いていたと言っても過言ではありませんでした。
②学習時間
私の受験5年目(令和4年度)の学習時間は以下のとおりです。
- 学習時間:約2000時間
- 学習期間:約7ヵ月
自分のこれまでの人生で最高に学習をした期間でした。
本格的に学習を始めたのは3月のため、スタートが遅かった分、R4年度は平日も8時間近く、休日は14時間以上死に物狂いで学習しました。
でも、本気で全てを掛けているせいか、どれだけ勉強しても集中力が途切れる瞬間はほぼありませんでした。
- 学習科目、教材を変える
- 学習場所を変える
- ながら学習を積極的に取り入れる
- 毎日小さなゴールを複数個取り入れ、達成を記録する
これらは集中力維持に本当に有効なので、是非お試しいただきたいです!
社労士試験は暗記がものを言う試験なので、やはり学習しただけ点数に繋がります。
効率や方法も当然大切ですが、まず量をこなさなければお話にならないことも、身をもって体感した次第です。
③模試受験数とその結果
私の受験5年目(令和4年)の模試の受験歴及び判定は以下のとおりです。
- TAC中間模試:B判定
- TAC公開模試:A判定
- 大原中間模試:A判定
- 大原公開模試:A判定
- LEC公開模試①:A判定
- LEC公開模試②:A判定
- LEC公開模試③:F判定(まさかの択一常識足切りという失態)
- LECファイナル模試:A判定
LECの直前対策を増やしたので、大手3社の模試に絞りました(でも8つ)。
選択式に不安が強い人や、余裕のあるベテラン受験生ほど模試はガンガン受けて良いと思います。
それにしても、最終年はやっとTACでA判定が取れて嬉しかったです!
長年超えられなかった壁をやっと乗り越えたという気持ちでした。
模試でA判定を取っていても合格出来ないことも当然ありますが、「A判定を取れるだけの実力がある」という事実から、心の余裕は段違いになるので、是非複数のスクールの模試を受験し、繰り返し復習をすることを強くオススメします!
2. 【社労士試験5年目】結果は念願の足切りなしの完全合格を達成!!
2000時間死に物狂いで勉強し、模試もほぼA判定の私でしたが、それでも本番当日もまったく合格できる自信がありませんでした。
これまでの選択労一の足切りがフラッシュバックしてしまい、問題を解き始めるまで緊張で震えてしまい、夢中でこれまでのテキストやまとめノートを見返して気持ちを落ち着けました。
令和3年の強烈な難問及び足切りの反動からか、令和4年は比較的常識的な問題で学習してきた努力が報われるような内容の選択式で安心した記憶があります。
昨年より平易とはいっても、全て合格基準点に到達している自信は全くなく、けれど合格発表当日まで待てない!ということで恐る恐る自己採点を試験後すぐにしてしまいました。
- 毎年私をあと1点のところで裏切ってきた選択労一
- 正直あまり自信のなかった選択社一
- そもそも他の選択式だって何が原因で足切りになるか分からない
- それに突然択一式で足切りしてしまうことだってある
現実を受け入れることがものすごい恐怖ではありましたが、好奇心とわずかな一縷の望みの方が上回りました。
結果は…
なんとも言えない気持ちが込みあげてくるのを感じました。
これまで毎年自己採点後悔しくて大泣きしてばかりでしたが、本当に嬉しいと呆然としてしまうんだなということを知りました。
- やっと、念願の社労士になれる
- やっと、次の人生のステップに進めるんだ
- やっと、自分の人生を切り拓き、もっと世のため人のために生きられるようになるんだ
この瞬間の合格の喜び以上に、更なる自分の次の目標を目指せることの期待がムクムク膨らんでいき、胸が高鳴るのを感じました。
3. 【再受験生必見】社労士試験受験生時代、全期間を通じて苦労したこと
私が社労士受験生時代に特に苦労したことは、以下のポイントです。
- 合格するまでどんな勉強方法が正解かよく分からなかった
- 選択式、特に選択労一の攻略方法
- 努力が必ずしも報われる訳ではない博打的試験内容
- テキスト外の「社労士の一般常識」の追求
人によって、社労士試験にかかる悩みはまちまちかと思いますが、私の場合はこの4点でした。
社労士試験以外の資格試験は全て独学で目標達成してきただけに、学習方法を間違えるだけで合格まで全然手が届かなくなる、社労士試験は本当に難関資格試験だと思い知らされました。
少しでも学習方法に悩まず、近道で合格したいと望むのであれば、社労士試験は独学よりも予備校及びスクールを活用することを強くオススメします。
また、スクールを活用して多大な学習時間を費やし、模試でもA判定を数多くとってきましたが、それでもその年の出題傾向や相性によっては、その努力も全くの無に帰してしまうことも痛感してきました。
よく予備校やスクールの講師の方はこうおっしゃいます。
- 「正しい学習をしていれば、3回試験があるうちのどこかで合格できる」
- 「あと一歩合格に届かなかった時こそ、次はあなたの番」
私もスクールを活用し始めてから3年目での合格でした(独学入れれば5年目)。
私のように選択労一で沼ってしまわない対策としては、とにかく「社労士の一般常識」を早期から意識することでしょう。
「社労士の一般常識」とは、「社労士業務上必要な知識」や「世間一般が社労士に求める役割を果たすために必要な常識」を言います。
そのため、テキスト掲載外のことであっても、日ごろから厚生労働省のホームページや、労務関連の情報誌、出版物の情報に触れる必要性があるのです。
「もともと膨大な試験範囲に加えてそんな社労士の一般常識なんて学習する余裕ないよ」と思う方もいらっしゃるはずし、その通りだと思います。
けれど、そうした社労士の内情も知らずにどうして社労士になりたいなどと言えるでしょう。
こうした常識は試験合格の夢の先にも繋がっている事柄なので、無視することなど到底出来ないはずです。
4. 試験勉強を通じての「社労士」資格に対しての意識の変化【独立・開業】
受験1年目の私の社労士を志したキッカケは「管理部門のスペシャリストになりたい(=管理部門以外にはあまりジョブローテーションしたくない)」でした。
どちらかと言えば、自分本位でやや後ろ向きな理由からスタートした受験動機でした。
しかし、学習を進めるうちに、社労士の存在意義や社会貢献性にどんどん魅力を感じるようになっていきました。
- 「人が一生のうちの最も時間を使うであろう労働時間を、少しでも良いものにしたい」
- 「不器用な自分だからこそ、苦しんでいる人の気持ちに共感し、苦痛を和らげることが出来るはず」
- 「企業人としてではなく、『社労士』という個人として、様々な企業のサポートをしたい」
その結果、最終的な目標は「40代でサイドFIREし、独立して社労士として生きていく」にまで進化していました。
挫けそうになった時も幾度もありましたが、夢が私をいつも繋ぎとめてくれました。
これからもこの目標を胸に、人生を突き進んでいく所存です。
皆さんの社労士試験にかける目標も間違いなく素晴らしいものでしょう。
ぜひその夢を力に、試験合格を手にする日まで走り抜けて行ってください。
5. まとめ:社労士試験合格まで諦めない限り夢は叶い、道中でも成長できる
以上、ここまで私ミライの受験5年目(令和4年度)の社労士試験受験歴と受験体験記についてまとめてきました。
実際のところ、残念ながら初年度から5年の歳月をかけ、独学からのスクール利用、軸となるスクール以外にも一般常識対策の教材を増やす等、様々な試行錯誤をして、やっと合格を掴めたといったところです。
ここまで私自身の社労士試験の合格までの道のりが長かったのは、大きくまとめて以下の理由と考えられます。
- 独学の2年間が学習量、情報量が不足していて無駄が多かった
- 選択式の学習や正確な暗記が不十分だった
- もっと早くから基礎を重視したテキスト読みに力を入れるべきだった
- 自分の業務や知識的に、社労士の実務の理解が薄く、「社労士の一般常識」をもっと積極的に知るべきだったことに気づくのが遅かった
これから社労士試験を受験される皆さんには、出来る限り最短かつ無駄な労力を減らして合格を掴み取ってほしいと強く願っています。
少しでも当ブログの社労士試験合格体験記を目にして、何か気づきや新しい発見があるならば、これほど嬉しいことはありません。
それでは、また!
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