今回はこんな方々に向けた記事になります!
- 「社労士試験の受験生である」
- 「様々な試験合格者の合格体験記を探している」
- 「スクールのPRを除外した合格体験記を読みたい」
- 「成功体験だけでなく、学習の失敗や改善方法も知りたい」
社労士試験の学習法やスクールを活用した学習方法は多岐にわたりますが、中でも「資格の大原」の社労士講座は講義内容が分かりやすく、基礎からじっくり学べる講座や、24時間で全科目一回転できる「社労士24」等、ラインナップが充実していてオススメです!!
1. 社労士試験受験を決意した理由と合格までのモチベーションについて
私ミライが社労士を目指した理由は以下のとおりです。
- 人事労務、経理、総務等の管理部門の仕事が大好き
- ジェネラリストよりスペシャリストになりたい
- ジョブローテーション大っ嫌い(自分の得意を伸ばしたい!)
- 簿記2級取ったし社労士もイケるイケる!
- 資格オタクで難関国家資格も取得して箔をつけたい
- 自分が出来うる最大の社会貢献の形が社労士業務だと感じた
- 周囲に誇れる自分自身でありたい
- 自分の将来のことを考えて年金や働き方に詳しくなりたい
- 純粋な知的好奇心
とまあ、動機が山ほどあったわけです(笑)
特にその当時一番強かった動機が「とにかくジョブローテーションが嫌!」でした。
自分の勤務先は分類的には多くの支店等を抱える大企業に属するため、3年に1度くらいの頻度でジョブローテーションがあるのです。
自身の性格上、とにかく人前に出て話したりコミュニケーションを取ることが苦手でしかなかったので、「それなら知識武装して少しでも管理部門特化で異動できる人材になろう」とあがくための作戦でした。
2. 【独学・再受験・各種予備校経験】社労士試験合格体験記【5年分総括】
続いて、そんな打算的な作戦を胸に、社労士試験学習を始めた私ミライですが、合格の壁は厚く、なんと令和4年に社労士試験に合格するまでに要した時間は5年でした。
そんなベテラン社労士受験生時代を経験しているため、非常に濃い合格兼不合格体験記をお伝えすることが可能だと自負しております。
今回は5年分総括でお伝えしますが、以後各受験年度別の学習方法等についてもお伝えする予定です!
①属性
まず、令和4年度の社労士試験に合格できた私(ミライ)の属性はこんな感じです。
- 年齢:20代
- 社会的属性:社会人
- 業種:ざっくり公的組織系
- 業務:経理、人事労務、総務、管財、IT等経験済み
- 業務の負荷:残業ほぼ無、有給は取りやすい環境
- 私生活での属性:独身実家住のヌルゲー
- 社労士試験受験歴:H30~R4年の連続5年受験
- 学歴:大卒(地方駅弁、MARCHくらい)
- 専攻:外国語及び多文化系(社労士関連法知識履修皆無)
- 資格試験合格歴:簿記2級、TOEIC730、中国語検定2級、ITパスポート等
- 性格的特性:ざっくり系で細かいことは苦手。内向的。感情より思考派。一度決めたら最後まで絶対やり通せるコツコツ派。知的好奇心は旺盛な方。
経歴にあるとおり、大学卒業までは、社労士の社の字も関係のない人生でした。
社会人になって初めて担当として、人事労務の手続きに触れ、その難解さに当初は頭を抱えましたが、次第に「この業務をもっと自分一人の力で出来るだけの専門性を身に着けたい!」と思うようになってから、一気に魅力を感じるようになっていきました。
そのため、社労士試験の学習を始めるにあたって、業務に関係していた以下の科目はある程度の知識がある状態でした。
- 労働基準法
- 雇用保険法
- 健康保険法
- 徴収法
②受験遍歴と得点状況
私の社労士受験歴と得点状況は以下のとおりです。
- H30年:記念受験 択一45点 選択28点(労一2点)
- R1年:2年目 択一38点 選択30点(労一2点)
- R2年:3年目 択一51点 選択32点(労一1点)
- R3年:4年目 択一60点 選択31点(労一0点)
- R4年:5年目 択一52点 選択32点 足切りなし
令和元年度を除いて択一式は合格点に乗る中、初年度から選択式労一に非常に苦しめられる年が続きました。
③使用教材の変遷と回転数
私が学習で使用した教材及び、それぞれの学習頻度は以下のとおりです。
【H30年度】
- TAC「みんなが欲しかった社労士の教科書」 3周
- TAC「よくわかる社労士過去10」 5周
- 社労士過去問ランド 5周
- TAC模試2回分 2周
【R1年度】
- H30年度と全く同様の教材を使用。
- テキストはほとんど使用せず、過去問ばかりひたすら10周ほど周回。
- TACの模試2回分だけ受験。
【R2年度】
独学の限界を感じ、SNS上で評判の良かった「資格の大原の社労士24+直前期対策講座」に申し込む。
- 大原社労士24テキスト 5周
- 大原択一式問題集 10周
- 大原選択式問題集 3周
- 直前期教材 3周
- 大原模試2回分 2周
- TAC模試2回分 2周
【R3年度】
R2年度の択一式の点数の上がり具合に手ごたえを感じ、引き続きその年の「社労士24+直前対策」を受講。
より気合も入れて労一を中心とした選択対策に重点を置くようになり、余裕も出てきたので、選択式対策に模試も9回も受験するようになる。
- 大原社労士24テキスト 10周
- 大原択一式問題集 7周
- 大原選択式問題集 5周
- 直前期教材 5周
- 社労士合格のツボ択一・選択 3周
- 大原模試2回分 2周
- TAC模試2回分 2周
- LEC模試4回分 2周
- 佐藤塾模試1回 2周
- 労働新聞1年間購読
- 毎日厚生労働省のプレスリリースの確認
【R4年度】
選択式対策として、より詳細な条文まで掲載された厚いテキストを所望し、大原の「社労士経験者合格コース」に申し込むことに。
さらに、直前期対策により力を入れるため、ヤマ当てに定評があり、人気講師の講座を好きな分だけ受講できる、LECの教材も活用することとした。
- 大原テキスト 20周
- 大原択一式問題集 5周
- 大原選択式問題集 10周
- 社労士合格のツボ択一・選択 3周
- 社労士V判例100 7周
- 大原確認テスト及び中間テスト 5周
- 大原直前期教材 5周
- LEC 澤井道場フルパック 5周
- LEC 工藤道場(合格レスキューFINAL) 5周
- 大原模試2回分 3周
- TAC模試2回分 3周
- LEC模試4回分 3周
- 厚生労働白書 3周
- 労働経済白書 3周
- 毎日厚生労働省のプレスリリースの確認
④模試受験歴
私の各受験年度の模試の受験歴及び判定は以下のとおりです。
【H30年度】
独学の使用教材に合わせてTACの模試のみ受験。記念受験でも出来はヤバめ。
- TAC中間模試:D判定
- TAC公開模試:E判定(笑)
【R1年度】
H30年度の学習方法(独学)をそのまま継続。低空飛行。
- TAC中間模試:D判定
- TAC公開模試:D判定
【R2年度】
この年から大原の教材を使用し始めたため、大原の模試も追加。そのためかTACより大原の方が圧倒的に解きやすかった。
- TAC中間模試:C判定
- TAC公開模試:C判定
- 大原中間模試:A判定
- 大原公開模試:A判定
【R3年度】
選択式対策で片っ端から大手の模試を受け始める。TAC以外はA判定取れるように。
- TAC中間模試:B判定
- TAC公開模試:C判定
- 大原中間模試:A判定
- 大原公開模試:A判定
- LEC公開模試①:A判定
- LEC公開模試②:A判定
- LEC公開模試③:A判定
- LECファイナル模試:A判定
- 佐藤塾ワンコイン模試:足切り無しの合格点取得
【R4年度】
LECの直前対策を増やしたので、大手3社の模試に絞る(でも8つ)。選択式に不安が強い人や、余裕のあるベテラン受験生ほど模試はガンガン受けて良いと思います。
最終年はやっとTACでA判定が取れて嬉しかったです!
模試でA判定を取っていても合格出来ないことも当然ありますが、「A判定を取れるだけの実力がある」という事実から、心の余裕は段違いになるので、是非複数のスクールの模試を受験し、繰り返し復習をすることを強くオススメします!
- TAC中間模試:B判定
- TAC公開模試:A判定
- 大原中間模試:A判定
- 大原公開模試:A判定
- LEC公開模試①:A判定
- LEC公開模試②:A判定
- LEC公開模試③:F判定(まさかの択一常識足切りという失態)
- LECファイナル模試:A判定
⑤総学習時間
私の各受験年度の学習時間は以下のとおりです。
- H30年度:約500時間(学習期間6か月)
- R1年度:約800時間(学習期間10ヵ月)
- R2年度:約1300時間(学習期間1年間)
- R3年度:約1700時間(学習期間9ヵ月)
- R4年度:約2000時間(学習期間7ヵ月)
見事に受験年数を経るごとに学習時間も伸びていっています。
記念受験のH30年はどうとして、合格年のR4年度の学習期間が短いのは、前年の試験(選択式の鬼畜労一)で本当に心が折れてしまって、全く学習が手につかない時期が長かったことが理由として挙げられます。
スタートが遅かった分、R4年度は平日も8時間近く、休日は14時間以上死に物狂いで学習しました。
社労士試験は暗記がものを言う試験なので、やはり学習しただけ点数に繋がります。
効率や方法も当然大切ですが、まず量をこなさなければお話にならないことも、身をもって体感した次第です。
3. まとめ:次に社労士試験の合格体験記を書くのはあなたの番です!
以上、ここまで私ミライの過去5年分の社労士試験受験歴と合格体験記についてまとめてきました。
独学からのスクール利用、軸となるスクール以外にも一般常識対策の教材を増やす等、様々な試行錯誤をして、やっと合格を掴めたといったところです。
ここまで私自身の社労士試験の合格までの道のりが長かったのは、大きくまとめて以下の理由と考えられます。
- 独学の2年間が学習量、情報量が不足していて無駄が多かった
- 選択式の学習や正確な暗記が不十分だった
- もっと早くから基礎を重視したテキスト読みに力を入れるべきだった
- 自分の業務や知識的に、社労士の実務の理解が薄く、「社労士の一般常識」をもっと積極的に知るべきだったことに気づくのが遅かった
これから社労士試験を受験される皆さんには、出来る限り最短かつ無駄な労力を減らして合格を掴み取ってほしいと強く願っています。
少しでも当ブログの社労士試験合格体験記を目にして、何か気づきや新しい発見があるならば、これほど嬉しいことはありません。
それでは、また!
社労士試験合格の最短切符となるおすすめスクールは以下の3つです。教材や講師のレベルも高く、大勢の受験生が以下の3校の模試も活用しています。
いずれのスクールも試験全体の合格率よりも高い合格率を誇ります。
その中でも特に、「資格の大原」は学習量的にも金銭的にも幅広い講座が取り揃えられており、万人にオススメできる資格スクールです。
まずは各社の資料を請求し、自分に合った講座を見つけるところからスタートしてみましょう。